サブスク導入後の会員来店頻度が2倍に!東大阪『さばね』が実感した顧客管理のメリットとは?
飲食店に特化したマーケティング支援を行うfavy(ファビー)では、飲食店が簡単にサブスクリプション(定額制)を導入できるシステム「favyサブスク」を提供しております。
今回は、2020年4月末よりサブスクを開始した『さばね』の筒井オーナーにインタビューし、favyサブスク導入後の変化や、筒井オーナーの考える「顧客管理」のメリットについてご紹介します。
東大阪市にある『さばね』は、昼はラーメン・夜はさば料理が名物の、いわゆる「二毛作」のお店です。
――「favyサブスク」を導入したきっかけを教えて下さい。
2018年10月の開業前から「飲食店でサブスクをやって固定収入を得るビジネスモデルにしたい」と考えていましたが、自分でシステムを開発するような技術はなく、サブスク導入については手つかずのまま1年以上が経ってしまいました。
しかし、新型コロナウイルスの影響で今年の4月に発令された緊急事態宣言を受け、休業を余儀なくされ色々と考える時間が出来たんです。その時インターネットで「favyサブスク」を紹介した記事を目にしました。
これなら自分が以前から考えていた「飲食×サブスク」の仕組みを実現できる!とすぐに申し込みました。
――サブスクのプランはどのように決めましたか?
サブスクのプランは今回3種類作ったのですが、3種類にした目的は「真ん中の価格の会員券」をメインで売るためです。お店の主力商品である「さばらーめん」も同じ理由で3つの価格帯でのラインナップにしています。
ディナー帯にお酒を飲む目的で来店されるお客様向けに3,000円のプラン、会員の間口を広げるために安めの500円のプランを用意し、その中間に一番メインで獲得したい1,500円のプランを設定しました。
500円のプランよりも「お客様にとってのメリット」が大きくなるような内容にすることで、1,500円のプランに集中してもらいやすいような工夫もしました。
プランを作る際にfavyの担当者さんから「原価はどのぐらいか」「だったら来店頻度が◯回を超えたら赤字になるリスクがある」などのアドバイスをいただき、お客様のお得感は損なわず、店にとってもきちんと利益の出るようなプランにすることができたと思います。
――「favyサブスク」を導入後、売上に変化はありましたか?
4月は緊急事態宣言の影響もあり、売上が昨対比で5割程度にまで落ち込みました。現在は徐々に回復してきており、6月は昨対比で8割ぐらいにまで戻っています。周囲の話を聞いていても、比較的売上の戻りは早い方じゃないかと感じています。
その中でもサブスク会員様からの売上は好調です。平均客単価を維持しつつ、会員様の来店頻度がサブスク導入後約2倍になったことが売上アップに繋がっています。
――サブスク導入により会員様とのコミュニケーションに変化はありましたか?
まず、来店頻度が上がったので話しかける機会自体が増えました。会話の中で「ラーメンに追加でライスはどうですか?」とか「このビールにはこのおつまみがオススメです」とサブスク商品以外の追加注文を促すことで、客単価を下げずに維持できたことも予想外のメリットでしたね。
次に、お客様とダイレクトに連絡を取る手段を持てたことも非常に大きいと感じています。
今まではお客様の連絡先などは取得できていなかったのですが、サブスクへの申込みにより自動的にお客様の連絡先が取得でき、活用方法も色々試すことができました。
先日、サブスク会員様限定のキャンペーンを企画してメールを配信したのですが、会員様の約8割が配信当日に来店してくださったんです。
これは今までのやり方では考えられない結果でしたので、サブスクを導入して本当に良かったと思います。
――サブスク導入を検討している飲食店の方にメッセージをお願いします
今後の飲食店は「いかにファンを作るか」が重要になってくると思います。外食の頻度が下がる中で、いかに他の店ではなく自分の店を選んでもらうか、いかにそこから来店頻度を上げていただけるかが成功の鍵だと思います。
そのための手段として「飲食店がサブスクを導入する」ということは非常に有効だと実感しています。
ファンになってもらって来店頻度も上げる、そのお客様とダイレクトに連絡を取る手段を持つ、かつ固定の売上も確保する。
これだけの事を簡単に実現できるので、みなさんに強くおすすめしたいです!
――ありがとうございました!