「CRAFT BEER PASSPORT」導入でスタッフにも変化が!大手町『GRAND CENTRAL』
月額2,800円(税込)で1日1杯タップ・マルシェのクラフトビールが飲めるサブスクリプションサービス 『CRAFT BEER PASSPORT Supported by Tap Marché(以下、「CRAFT BEER PASSPORT」)』。
この「CRAFT BEER PASSPORT」加盟店である大手町『GRAND CENTRAL』の髙橋店長・幸澤副店長に、導入のきっかけや導入後の変化をお伺いしました。
――「CRAFT BEER PASSPORT」に参加したきっかけを教えて下さい。
キリンビールの営業担当の方からご紹介いただき、「これは集客の目玉になる!」と思ったのがきっかけです。当時、店舗でも月に一度イベントを行うなどで集客に力をいれていましたが、店舗のコスト負担なく取り組めるというのが一番大きな魅力でした。
――クラフトビールパスポート会員と非会員と比べて、来店頻度に変化は感じますか?
7月以降は全体的な来店数自体が減少傾向ではあったんですが、会員になってくださった方の来店頻度はさほど落ちていないと感じています。
多い方は、会員券ご購入後に約1ヶ月で7回もご来店いただいています。
――会員数が現時点で11名とかなり順調に増えていますが、どんなきっかけでご入会いただいていますか?
店頭のポスターやデジタルサイネージで告知をし、多くの人の目に付くように取り組んでいます。でも、最終的に会員様になっていただくには、「スタッフからのお声がけ」が必須ですね。こちらからオススメしないと、ご自分から会員になっていただくのは難しいんじゃないかと思います。
また、最終的に会員様になっていただけなくても、お客様と話すきっかけになっており、お客様との会話が以前よりも増えています。
――会員数を増やすために、どんな取り組みをしていますか?
当店で会員券を買って下さった方には10枚綴りのフード引換券をプレゼントしており、その引換券をお持ちの方しか注文できない特別メニューを提供しています。
また、会員様には2杯目のドリンクを100円引きでご提供しています。
――フード引換券や2杯目100円引きで、客単価への影響はなかったのでしょうか?
「2杯目100円引き」をやっている影響か、会員様は平均して2〜3杯ご注文いただいており、非会員様よりもご注文杯数が多いです。また、2〜3杯目をお飲みになっている方からは「おつまみがなくなったので追加でもう一皿」というように、料理の追加オーダーもいただけています。
結果的に客単価自体はほぼ変わっていないですし、さらに会員費も売上として入って来ますので、お客様1名当りの月間の売上で見ると、会員様の方が多くなっています。
――「CRAFT BEER PASSPORT」導入後、お店に何か変化はありましたか?
今回初めて「サブスク」に取り組むので、「どうやったら会員数を増やせるのか?」を話し合う機会が増えました。
その結果、「どうすればもっといい店になるのか?」「お客様にもっと喜んでもらうにはどうしたらいいか?」など、スタッフ全員がお店の事を「自分ごと」として捉えてくれるようになり、スタッフ間のコミュニケーションや議論も活発になったと感じています。お店をみんなで盛り上げて行きたい!という意識につながりました。
通常営業だけでは、ゼロイチで考える機会というのはなかなか与えてあげられないのですが、今回の「CRAFT BEER PASSPORT」はその良いきっかけになったと思います。
――今後「CRAFT BEER PASSPORT」にご期待いただけることがあればお願いします。
店舗側のコストもかからないので、仕組み自体は満足しています。
ただ、飲食店への来客数自体が全体的に下がっている現状だと、会員獲得する機会自体が少ないのが課題です。
キャンペーンの実施やメディアでの露出など、店舗が会員獲得をもっとしやすいような施策があると嬉しいです。
――ありがとうございました!