サブスクとは?サービスの特徴やメリット・デメリットを解説
最近耳にすることが増えた「サブスク」ですが、その言葉の意味を知らない方も多いのではないでしょうか。
基本的には便利で生活を豊かにしてくれるものですが、正しく理解していないと損をしてしまうことも。
そこで今回は、どのようなサービスがあるのかを紹介しながら、サブスクのメリットやデメリットについて解説していきます。
<目次>
サブスクとは?
サブスクとは「サブスクリプション(subscription)」の略語で、定額料金を支払い利用するコンテンツやサービスのことです。
本来、商品やサービスを受けたら金額(利用料)が発生しますが、サブスクならどれだけ商品を使っても、どれだけサービスを受けても、料金は定められた一定額から変わりません。
よく似た言葉で「定額制」というものがありますが、こちらは予め企業が一定の収益が得られるように商品・サービスの内容を決めて利用者に提供しています。それに対してサブスクは利用者目線のニーズに合わせて料金やサービス内容が変化するのが特徴です。
どんどん身近になるサブスクサービス
「サブスク」と聞いて最初に思い浮かぶのは音楽の聴き放題サービスや映画の見放題サービスだという方も多いと思います。
しかし昨今ではレストランやカフェなどの飲食店のサブスク、カーシェアや住居シェア、洋服やアクセサリー・バックのレンタルなど、サービス内容は幅広くなってきています。
日常生活の中で当たり前のように利用しているという方も多いのではないでしょうか。
カフェや花屋など店舗でのサブスクも
音楽や映画などのオンラインサービスの他にも、「来店のたびにコーヒーが1杯受け取れるカフェサブスク」や「毎日1回ブーケを受け取れる花屋サブスク」など店舗でのサブスクも広まりつつあります。
この機会に、自分の住む駅やよく行くエリアのサブスクを探してみてはいかがでしょうか。
サブスクのメリット
ではここからは、サブスクサービスを利用するメリットについて解説します。
①気軽に始められて気軽に解約できる
まずサブスクの最大のメリットは気軽に始められて気軽に解約できる、その自由度の高さです。
初月無料などのお試し期間を設けているサブスクサービスも多くありますし、ほとんどのサブスクは「自分には必要ない」と思った瞬間に解約することができます。
お試し期間に複数サービスを利用してみてから、もっとも自分に合った1つのサービスを本契約する、といった購入方法ができるのもサブスクならではのメリットと言えるでしょう。
②利用頻度が高いほどお得になる
多く利用すればするほどお得になる、というのもサブスクサービスならではのメリットです。
もともと利用頻度の高いサービスのサブスクを見つけたら、購入のチャンスかもしれません。
③新しいものに出会うチャンスがなる
サブスクの特徴の1つとして、利用者の履歴を分析してコンテンツをおすすめしてくれるというものがあります。
「〇〇さまにおすすめ」のように自分の好みに近いコンテンツをおすすめされた経験はありませんか?
さらに企業側も利用者を飽きさせないよう定期的に新しいコンテンツを用意しているので、今まで自分が選ばなかったような商品に出会うチャンスがあります。
万が一好みではなかった場合でも、サブスクは定額制なので損をした気分にはなりません。
サブスクのデメリット
多くのメリットをもつサブスクですが、反対にデメリットも存在します。下記のデメリットを理解しておくことで、よりお得にサブスクを利用できるでしょう。
①興味が湧かないものも含まれている可能性がある
音楽や映画のサブスクの場合、興味があるコンテンツのみの契約はできません。自分が興味のないコンテンツも含めた月額利用料を支払うことになります。
しかしメリットの中でも述べたように対象となる全てのコンテンツを利用することができるため、今まで興味が湧かなかったジャンルに興味が湧く可能性もゼロではありません。
興味の幅を広げる機会になるという意味では、メリットだと考える方も多いかもしれません。
②まったく利用しなくても料金(固定費)がかかる
どれだけ利用しても料金は変わりませんが、反対にどれだけ利用しなくても支払いは発生します。
うっかり解約するのを忘れていると、「まったく利用していないのに月額料金を支払い続けている」という状況にもなりかねません。
自分が契約しているサブスクは定期的に見直すようにしましょう。
③解約すると手元にものが残らない
買い切り商品の場合、ものを購入すればその後は自分のものとして所有できるので、ずっと利用し続けることができます。
しかしサブスクはものを「利用する」ために料金を支払っていますので、解約すると手元には何も残りません。
例えば音楽サブスクの場合、解約後はそれまで聴くことができていた曲を聴くことができなくなります。家具レンタルの場合も、解約すれば家具は返却する必要があるので、手元には残りません。
まとめ
ここまでサブスクのメリットとデメリットを解説しました。
サブスクは、メリット・デメリットを理解したうえで上手く活用すれば、私たちのライフスタイルをより豊かにしてくれるサービスです。今後も様々な業界に広まっていくことが予想されます。
もしまだ一度もサブスクを使ったことがないという方は試してみてはいかがでしょうか。
また、もうすでに利用しているという方は、今まで自分が利用していなかったジャンルのサブスクを探してみてはいかがでしょうか。