東京建物が実現した効率的な集客戦略『JRE Ads』の活用で速報値の成約単価が他ディスプレイ系媒体との比較で最大1/3に

不動産業界では、限られた広告予算の中で効率的にターゲット層へアプローチすることが重要な課題となっています。東京建物株式会社では、従来のジオターゲティング広告の効果に限界を感じる中、JRE Adsを導入することで大幅な成果向上を実現しました。特に立川の物件では、他のディスプレイ系媒体と比較して成約単価を1/2〜1/3まで削減することに成功。本記事では、その成功の秘訣と具体的な活用方法について詳しくご紹介します。
宮川 新史 様:東京建物株式会社 住宅営業第二部 広告宣伝グループ 課長
マンション販売センターでの営業を経て、2019年より広告宣伝グループに所属。
川本 大喜 様:東京建物株式会社 住宅営業第二部 広告宣伝グループ 主任
マンション販売センターの営業を経て、2023年より広告宣伝グループに所属。
JRE Adsとは
「JRE Ads」は、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)グループが保有するユーザーデータを活用したWeb広告配信サービスです。Suica等の利用履歴に基づく移動や購買といった消費行動データを基に、高精度なターゲティング広告の配信が可能です。
※favyは、JRE Adsの正規代理店です
従来のジオターゲティング広告の限界と効率的な集客の必要性
広告宣伝グループは、マンションブランド『 Brillia(ブリリア)』の各販売物件への集客を担当しています。同グループは常時15~20物件程度を同時に抱えており、各プロジェクトの予算内で効率的な集客を実現することが重要な課題となっていました。
宮川様「一般的にブランド広告の場合、認知拡大に重きを置くと思うのですが、我々はモデルルームへの集客が目的になっていますので、モデルルームの来場予約数等をKPIとして設定し、広告運用を行っています」
広告宣伝グループでは、様々な媒体のジオターゲティング広告を試したものの、期待するような効果は得られなかったと言います。
宮川様「ジオターゲティングの狙いや設計には面白いと感じるところがあり様々な媒体で試してみましたが、結果として効果はあまり芳しくありませんでした」
特に不動産業界では、購入検討者の現在の居住地や勤務地、日常的な行動圏と物件の立地との関係が購入意欲に大きく影響します。例えば、中央線沿線に住んでいる方は同じ沿線の物件により興味を持ちやすく、特定の駅を日常的に利用している方はその周辺の物件を検討する可能性が高くなります。
そのため、実際の移動データに基づいた精度の高いターゲティングが重要となります。限られた広告宣伝費を効率的に活用するためには、より物件の魅力を感じていただけるお客様にリーチすることが求められるからです。
宮川様「一番避けたいのは、広告宣伝費は使い切ったけど、物件が完売していないという状態。『予算を投じたけれどお客様を呼べていないね』という状態は避けたいです。だからこそ、限られた予算をいかに効率的に使うか、どの媒体にいくら広告費を充てるかは、日々試行錯誤しています」
『JRE Ads』による精度の高いターゲティング戦略
このような課題に対する取り組みの一環として、東京建物では『JRE Ads』の導入を決定しました。『JRE Ads』を選んだ最大の理由は、Suicaの改札利用データという「ファクトベース」データを基にしたターゲティングができることでした。
川本様「JRE Adsは改札の利用データというファクトに基づいた移動データが使えるというところが魅力でした。不動産、特に新築分譲マンションはエリアとの親和性が大きいので、相性が良いのではないかと感じました」
具体的な取り組みとしては、まず前橋と三河島の物件で試験的に実施。その後、中央線沿線の立川と三鷹の物件を合わせた合同広告を展開。千葉の物件でも継続的に『JRE Ads』を利用しています。
特に立川と三鷹の合同広告の事例では、HP公開のタイミングで『JRE Ads』での広告を実施。最も反響や獲得が見込める効果的なタイミングで施策をスタートできました。
速報値では成約単価を他ディスプレイ系広告と比較し最大1/3に削減、質の高いリード獲得を実現
この立川と三鷹の合同広告では、2024年12月の出稿開始から約半年で目に見える成果が出ています。立川の物件では、『JRE Ads』経由の成約単価が他のディスプレイ系媒体と比較して1/2〜1/3となりました(※)。
川本様「立川の案件で見てみると、他のディスプレイ系媒体と比べるとCPAは同等か少し高いくらいですが、来場後に成約いただいたお客様の割合が高い傾向にあります。この状況から考えると、『JRE Ads』からの来場数は多くないものの、質の良いリードが獲得できているということだと思います。現状の成約単価で比べてみると他のディスプレイ系媒体の1/2〜1/3程度になっています」
宮川様「集客という意味では、より多くのお客様を呼べる媒体もありますが、その中には、条件が合わないお客様も含まれてしまいます。一方、立川の物件では『JRE Ads』は来場からの成約率が高く、結果として成約単価を抑えられた良い事例と言えます」
※販売中の物件のため、データは速報値となります
東京建物では、今後も『JRE Ads』を使った複数物件での合同広告や、記事型LPを活用した施策展開を検討しているとのこと。
特に沿線ごとの物件をまとめた合同広告には、効率的な集客ができるという期待を寄せています。
川本様「近隣エリアでの複数物件による合同広告は、一つの物件に興味がなくても、別の物件に興味を持ってもらえる可能性があります。同じ沿線で複数物件をまとめることで、より効果的な施策が展開できると考えています」
川本様「地方物件の展開に合わせて、移住を提案する記事型LPの活用も進めており、従来とは異なるアプローチで新たな顧客層の開拓を目指しています。まだ成果と呼べるほどのものは出ていませんが、こちらも継続的にトライしていきたいと思います」
あなたの会社でも、『JRE Ads』を活用したWeb広告を展開してみませんか。
今回の東京建物の事例のように、「従来のジオターゲティング広告の効果に限界を感じている」「限られた予算で効率的な集客を実現したい」「エリア特性に適した精度の高いターゲティングが必要」といった課題をお持ちではありませんか。
『JRE Ads』は、Suicaの移動・購買データといったJR東日本グループならではの情報を活用し、特定の駅の利用者や店舗周辺の生活者など、狙った顧客層にピンポイントで広告を届けます。
来店計測によって広告の効果を可視化することも可能です。エリアマーケティングの新しい一手として、ぜひ『JRE Ads』の活用をご検討ください。