「re:Dine」でお客様が増えた!イベント開催が、なぜ“理想の店作り”に繋がったのか

“飲食店が簡単に潰れない世界を創る”をビジョンに掲げるfavyは、飲食店で行われるイベントと参加者をマッチングするサービス「re:Dine(リダイン)」を提供しています。
「re:Dine」をご利用頂くと、イベントを手軽かつ’効果的に開催でき、お店の認知度アップや新しい顧客開拓に繋げることができます。
今回は、2018年3月のサービス立ち上げ時から数々のイベントの企画・運営に携わっていただいている、株式会社subLimeの事業開発部部長・福田さんにお話を伺いました。

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――サービス立ち上げ当初、「re:Dine」についてどう思われていましたか?

イベントの集客は本当に大変なので「良いな」とは思っていましたが、今までにないサービスであることと、事前決済という点で、本当に集客できるかどうかは半信半疑でした。
しかし、今では新店舗オープン前のテストマーケティングやメニュー開発など、様々な切り口で「re:Dine」をフル活用させてもらっています。

――実際にイベントを開催してみていかがですか?

客観的に自分たちを評価できますよね。
飲食店で働くシェフの中には「自分たちが作った料理は最高である」「お客様を幸せにできる」と自負する人が多いです。ただ、それが真実かどうかは分かりません。しかし、「re:Dine」でイベントを企画・実施することで、「集客」という目に見える形で結果が見えてきます。
数字で突きつけられる現実を通して、自分たちが考えたイベントや料理が、本当にお客様から求められているものなのかどうかが分かります。

――集客できるかどうか、は重要でないということでしょうか。

肉食べ放題、チーズ食べ放題など、様々な人気イベントを生み出している『ビストロ マルニ』

はい。「re:Dine」では”集客できない=悪い”ではないと考えています。
集客できなかったらもちろん残念ではありますが、自店舗の立ち位置、評価を知る機会にもなりますよね。この機会を活かして何が悪かったのかを考え、改善のアクションを取ることができます。要は、結果を受けて反省することができるんです。これらのことは、普通に営業しているとなかなか難しいことだと思います。
他にも、メニュー作りの考え方が変わりました。今までは「季節が変わるからメニューを変えよう」くらいの考えで、イタリアンなら「暑くなってきたから冷製パスタを出そう」というようなレベル感でした。しかし、「re:Dine」でイベントを開催するようになった今では、世の中の動きや時代に合わせてメニューを考えるようになりました。
イベントを企画すると、通常営業とは違う頭の使い方をするので、視野が確実に広がりますね。結果、イベント開催経験のある飲食店は、継続して人気のある飲食店が行なっている”お客様に飽きがこないような取り組み”を当たり前にできるようになってきました。

――集客に成功した場合は、どのように捉えていますか?

公開3週間で4日程120名分が完売したチーズイベント(2019年6月14日時点)

イベント当日のお客様の反応は、新メニューや新業態の開発に大変役立っています。シェフが「これはお客様のウケが良いだろう」と想定していたメニューとは全く別の料理の方がリアクションが良い場合があります。その辺りは、実際にイベントを実施しないと分からなかったことです。
結果を踏まえてウケが良かったものは通常営業のメニューに取り入れ、逆に反応が良くないものは外すなど、常にメニューのブラッシュアップを繰り返しています。また、イベント毎にどのワインが多く出たかが分かるので、ワインの選定にも役立っています。つまり、「re:Dine」はテストマーケティングとして非常に役立つサービスと言えます。
他にも、「re:Dine」でイベントを開催することで得た経験や情報を元に改善を繰り返したことで、某グルメサイトの点数が上がったり、通常営業でのリピーター獲得につながりました。

――改善点はありますか?

お客様が、どのメニューが良かったか投票できる機能があると嬉しいですね。

――「re:Dine」の利用を迷っている飲食店へ、アドバイスがあればお願いします。

飲食店で働いてる人は全員「こんなお店にしたい」という理想像を持っているはずです。ただ、日々の業務や店舗の売上に追われてしまい、手が回っていないのが現実だと思います。しかし、それではいつまで経っても理想の実現が難しいですよね。
じゃあどうすれば良いか?「re:Dine」で試せば良いんです。「re:Dine」であれば、たとえ集客に失敗したとしても主催者にリスクはありませんし、イベントを企画するという経験は必ず無駄になることはありません。
通常営業で試すにはリスクが大きいチャレンジングなことでも、ノーリスクで試せる、それが「re:Dine」の一番良い活用方法だと思いますね。
必ずしも1回目から成果が出るわけではなので、まずは3回継続してみてください。大事なことは1回失敗したからといって諦めるのではなく、2回、3回繰り返して改善していくことです。お客様のためを思って本気で取り組めば、必ずその想いはお客様に伝わりますから。

――ありがとうございました。

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