飲食店に特化したマーケティング支援を行うfavyでは、渋谷区が主導する「飲食店支援プロジェクト」において、2020年11月19日(木)より「渋パス〜美味しい渋谷区パスポート〜」を提供しています。
「渋パス」は、月額750円(税抜)を支払い会員になると、渋谷区内の対象飲食店でドリンク1杯無料などの特典を受けることができるサブスクリプション(月額定額制)サービスです。特典はお店ごとに異なり、ドリンク1杯無料・デザート無料・テイクアウトメニューの割引など、様々なサービスを来店する度に受けられます。
今回は、「渋パス」のサービス開始時からご参加いただいている『PRONTO 渋谷宮下公園店』の代表取締役 永山様にお話をお伺いしました。
ー「渋パス」に参加しようと思ったきっかけを教えてください。
渋谷の街を少しでも活気づけることができたらと思ったのがきっかけです。
コロナ禍における緊急事態宣言や時短営業要請の影響で、お客様の来店数や売上が大きく減少しました。
周りの飲食店に話を聞いても、同じ状況に悩んでいるようです。
「渋パス」は渋谷区内の様々な飲食店で利用できるサブスクサービスと聞き、渋谷エリア全体を活気づけたいという想いから、参加することにしました。
ー実際に導入してみて、いかがでしたか?
導入費がかからないこと(※)、そして特典を提供する際に難しい操作がないことが良かったです。
商品を提供するスピードもお客様の満足度につながる飲食店にとって、「操作が簡単でわかりやすい」ということは大事だと思うんですよね。
「渋パス」は、会員様にスマホ上で会員券をご提示いただいたら確認して商品を提供するだけなので、店鋪スタッフの間でも問題なく進めることができています。
※「渋パス」の導入費は運営元である渋谷区とfavyが負担するため、飲食店様は初期費用なくご利用いただけます。
ー2ヶ月間(※取材当時)で34回利用されているようですが、実感としていかがですか?
「思ったより利用していただいているな」と感じます。
コロナ禍ということもあり、来店数の増加にはあまり期待していなかったんです。
しかしサービスが開始されてからの2ヶ月間で、7名のお客様が「渋パス」経由で新規来店してくださいました。
人数が7名ということもあり、「渋パス」の成果で売上が大きく伸びたとはまだ言えません。
でもこの時期に新規のお客様に来店いただけたのは「渋パス」の成果だと思います。
さらに会員様の半分以上が、リピーターとなってくださっています。
「渋パス」を導入したことで、お客様の中で当店が「行きつけのお店」になっているのはとても嬉しいですね。
ー会員様のリピート率向上のために、なにか工夫をされているのですか?
注文の際に「他のメニューの注文が必須」などの条件をつけませんでした。
当店は「渋パス」の特典としてコーヒーまたは生ビールを1杯無料で提供しているのですが、その1杯だけの注文でもOKにしています。
他のメニューの注文が必要ないということが、結果として気軽に来店しやすい環境になったのだと思います。
お客様にとって、ランチやディナーでの飲食店の利用は基本的に1日1回ずつでも、カフェは1日に何度も来店することもあるのではないでしょうか。
そんな当店の業態が、「来店の度に特典を受けられる」という「渋パス」の特徴とうまくマッチングしているように感じます。
今後はコーヒーのついでにお菓子を買ってもらったり、生ビールのつまみとしてフードメニューを注文していただけるように、店内でのご案内に力を入れていこうと思っています。
ー今後、「渋パス」にご期待いただいていることはありますか?
「渋パス」の認知度が上がって利用する会員様が増えたら嬉しいですね。
今はコロナ禍によって飲食店への来客数自体が減っていますが、少しでも早く渋谷の街に活気が戻ってくることを願っています。
その時に「渋パス」がお客様と飲食店をつなぐきっかけになればいいなと思います。
ー「渋パス」を検討している飲食店様へメッセージをお願いします。
コロナ禍が収まった時、飲食店それぞれの努力だけではなく、エリア全体でお客様が飲食店を利用したいと思うような施策を打つ必要があると思うんですよね。
そんな時「渋パス」のような複数店舗で使用できるサービスはとても有効なのではないかと思います。
より多くのお客様に外食を楽しんでいただくためにも「渋パス」に参加する飲食店様が増えたら嬉しいです。渋谷エリアを一緒に盛り上げていきましょう!
ーありがとうございました!
favyでは、「渋パス」にご参加いただける飲食店様を募集しています。
ご興味のある飲食店様はぜひお問い合わせください。
※サービス開始当初、「渋パス」の提供期間を2020年11月19日(木)〜2021年3月31日(水)としておりましたが、ご好評につき、期間を延長してご提供中です。