こんにちは!人事の土屋です。
採用の現場でAIを活用した実験結果をご紹介するこのシリーズ。
今回は人間の作った求人記事とチャット型AIが作った求人記事、反響はどう変わるのか実験してみました。
比較対象のAIは3つ
比較対象のチャット型AIは、以下の3つです。
chat GPT 3.5
URL:https://openai.com/blog/chatgpt
Notion AI
URL:https://www.notion.so/ja-jp/product/ai
note AI
URL:https://www.help-note.com/hc/ja/articles/15386417475481
求人のタイトルとアイキャッチの違いで反響はどれくらい変わる?
対決の内容は、CHROの募集記事に関して、記事のタイトルとアイキャッチを変更すると反響はどう変わるのか実験してみました。
【タイトルの作成方法】
各種AIには、Wantedly内の「こんなことやります」部分を元に、「30文字前後でタイトルを作成する」というプロンプトを書きました。
【アイキャッチ画像の作成方法】
今回使ったAIには画像生成機能はないので、適切な画像はどんな画像か聞いて、それに合わせて私が選んで設定しました。
どれが一番エントリー数を獲得できるか2週間実験してみました。
【AIとの対決結果 1】PV数
まず、1番PV数が多かったのは私の作った募集!(嬉しい)
しかし、notionと僅差だったので、AIの文章作成スキルは人間と負けないくらいのレベルだと感じました。
【AIとの対決結果 2】エントリー数
エントリー数はnotionが1位!2位が私という結果になりました。
一方で、chat GPTはエントリーなし。今回の記事では、同じプロンプトを使っても生成される文章はAIによって異なり、それを見た人間の反響には明確な差が出たようです。
新CHROの大沢さんに各記事の感想を聞いてみた
6月より、favyの人事体制が変更となり、CHROとして大沢さんが入社されました。
入社のキッカケは、「Wantedlyの記事を見て、ここで働きたいと思ったから」とのこと。
そこで、4つの求人記事に対して、それぞれどう感じたか、入社後に大沢さんに聞いてみました。
chat GPTが作った記事
アイキャッチ画像:オフィスの写真だから、あまり印象に残らなかった。
採用記事タイトル:仕事のイメージがつかなくて、クリックしてみたいとは思わなかった。
note AIアシスタント(β)が作った記事
アイキャッチ画像:文字が沢山載ってる、という感じでクリックしてみたいとは思わなかった。
採用記事タイトル:CHROとしての業務のメインが「採用活動」なのかな?と感じた。特に魅力的ではないかなと。
Notion AIが作った記事
アイキャッチ画像:オフィスの写真だから、あまり印象に残らなかった。
採用記事タイトル:自分はベンチャー企業経験が長いので、コレは自分に当てはまるかも!と感じました。アイキャッチ画像が人だったら、クリックしていたかもしれません。
土屋が作った記事
アイキャッチ画像:一緒に働く人のイメージができて良い。
採用記事タイトル:「自由な社風のまま」という、仕事の条件があるのが良いなと思いました。少しハードルがある方が、働いてみたい!というタイプなので。
人間とAIの作った記事、今回の反響の違いは「仕事のイメージがしやすいか」
今回の実験では、タイトルとアイキャッチで、仕事の内容や働く環境のイメージがしやすいか否かということで反響に差が出たと思います。
私が記事作りで気をつけていることを、各AIに対して伝えきれておらず、プロンプトの精度が低かったのかもしれません。
自分の求人記事作成のスキルを高めるだけではなく、AIをうまく活用して、高品質な記事を早く作ることが一つの目標になりそうです。
おわりに
今回は、一つの事例ではありますが、採用活動の参考になればと思います。
引き続き、AI活用に関して検証していきたいと思います。
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