こんにちは!人事の高柳です。
favyのミッションは「好きを仕事にする人を増やす」。
今回は「一風堂」を始めとした多角的な事業領域で飲食店やその他事業を国内外に幅広く展開する株式会社 力の源ホールディングスの関口様に、favyの人事部長・渡辺が好きを仕事にする人としてインタビューしてきました!
会場は『一風堂 西五反田スタンド』です!
【プロフィール】
氏名:関口 照輝(セキグチ テルキ)
所属:株式会社 力の源ホールディングス 人財戦略本部コミュニケーション・デザインチーム
好きな食べ物:ラーメン(麺類)
好きな飲食店:ベトナムで食べた、とある1軒のフォーが忘れられません…。
ーー関口さんは現在どんなお仕事をされているんですか?
色々とあるのですが、今回のテーマである採用という部分で言うと、「変わらないために変わり続ける」という力の源の理念に共感し入社してくれるような「仲間を増やす」仕事をしています。
最近だと社内で「コミュニケーション・デザインチーム」が発足され、社内外で「繋がりを創り、形にし、発信する」というのが主なミッションです。
そのため、広報と連携して動くことも多いですね。
ーー新卒採用ではどういった方が入社されるんですか?
2017年入社は15名前後の採用があり、2018年は30名を目標に動いています。
最近、来年の内定者の懇親会を実施した際に、入社を決めた学生に何故「力の源ホールディングスを選んだか」を聞くと、全員が人が魅力的だからと答えてくれました。個性的で、魅力的な人が多いと思います。
うちは飲食店だけでなく農業や教育コンサルティング、食品メーカー機能など幅広い業務を行っているので、様々なことに挑戦できる環境があります。
採用では、その人のスキルではなく、変わらないために変わり続けるという理念にどれだけ共感しているかを重視しています。
結果的に入ったメンバーは、変化対応能力が高く、成長意欲の強い傾向がある気がしますね。
ーー力の源ホールディングスの魅力ってなんですか?
先ほどお伝えしたように、様々な働く環境があり、舞台が世界中にあるということですね。あと、これはうちに限らず飲食業の魅力でもあるのですが、文化を伝える力があるという点が面白さですね。
飲食業の魅力って、お店という箱を作れることだと思ってて。内観・外観、BGM、制服、食器、スタッフ、そしてもちろん提供する料理…五感すべてを使って、文化を発信できるんですよ。海外での出店であれば、「日本」という文化をお店の中で表現できますよね。
一風堂ブランドは、海外でも現在13ヶ国で展開しているんですが(2017年8月現在)、どの国でも「ラーメン=日本食」というイメージは日に日に強くなっていると思います。もちろんラーメンは中国から来たものですが、日本で浸透してきたイメージがあるみたいです。
小さい頃から大好きなラーメンを世界中に広める機会があり、一風堂のファンを増やす仕事は、本当に天職に近いと感じています!
ーーそもそも関口さんがラーメンにハマったきっかけって何ですか?
小学校のときに姉と新宿の紀伊国屋に寄って、そこでたまたま目に留まったのがラーメン特集の本でした。何気なく開いたら今まで見たことないようなビジュアルのすごく美味しそうなラーメンがあまりにも衝撃的で…。食い入るように見てたら姉が「そんなに気に入ったなら」って本を買ってくれて。特にその時目に留まったのが日本初のサンマの煮干しを使用したと書かれていた『麺屋 武蔵』でした。ラーメンにハマった最初のきっかけとなったのが『武蔵』のラーメンなんですね。
偶然にもそのときの店長がいま武蔵の社長である矢都木さんで。力の源に入ってすぐ、大変光栄なことに矢都木さんと会う機会に恵まれました。思わず自分がラーメンにハマった経緯を熱く語ってしまいましたね(笑)
その時に、好きを続けていたからこそ、こういったことに巡り会えたんだって実感しました!
ーーFacebookやInstagramでも自社・他社製品問わずよくラーメンの写真を上げてますもんね。本当にラーメンと一風堂が好きなんだなぁって感じますもん。
ありがとうございます。よく知人からも「一風堂のお店を見かけて関口さんを思い出したから、思わず寄ってみたよ」って本当に有難いお言葉を頂くこともあります。社長だけでなく、社員全員がこういった広告塔になれる可能性があるし、ならないとなって思っています。好きであればそうしたくなると思うんですね。
ーー「好きだから発信したくなるし、オススメしたくなる」ってことですよね。favyの「好きを仕事にする人を増やす」と似てますね!
そうですね!飲食業は、「店が舞台」でもあるので、自己表現できる環境が整っていますよね。
ーー社内の好きを仕事にするメンバーってどんな人がいますか?
うーん。たくさん居すぎて選べないですが…この『一風堂 西五反田スタンド』の店長の藤部は、ラーメンとアートっていう2つの好きを仕事にしてる面白い例かもしれません。
ーーアートってどういうことですか?
もともと彼のお父様が芸術家で、藤部もアート作品を作るんです。その感性を活かして、この『一風堂 西五反田スタンド』の壁に貼ってあるメニューは、全て彼が版画で作ったオリジナルなんですよ!
このアイディアも、どうやったらお客様が一風堂スタンドを楽しんでもらえるか、どんな空間を造れるかを考えて、自身が主体的に動いた結果なんです。
ーーところで『一風堂スタンド』ってどんなお店ですか?
コンセプトは“おいしい日本酒と、締めのラーメン”。ちょっとつまんで気軽に呑んで、ラーメンで締めくくるスタイルを提案する、立ち呑みも出来る一風堂です。
ーーお猪口が可愛いですね!
ありがとうございます!実はこれ、一風堂のラーメン丼と同じデザインなんです。一風堂のラーメンは白丸元味・赤丸新味という2つの看板メニューがあるんですが、それにあわせて丼も白・赤オリジナルの有田焼で作ってるんです。で、日本酒をお店で扱い始めるときに、海外出店も考えると、ワインと同じように日本酒を飲んでもらいたいという思いがあって。ワインが普及した一つの理由として、“肉なら赤、魚なら白”っていう簡単な型みたいなのがあって分かりやすいんですよね。それを日本酒でも出来ないかな?ということで、日本酒の監修を頂いている福岡の住吉酒販さん監修で、チャートを作成しているんです。
一風堂のラーメンの赤白の違いは、白は創業当時から今に引き継ぐ、一風堂のとんこつラーメンの本流であり“原点の一杯”、赤はオリーブ香油と辛みそを加えることで豚骨ラーメンの可能性を広げた“革新の一杯”。そのコンセプトに合わせて、日本酒もCLASSICとMODERNの2種類に大別して、それぞれおつまみとのペアリングも提案しています。
ーーラーメンの正しい食べ方ってあるんですか?
特に決まってはいませんが、スープを一口飲んで、麺を食べて…というスタイルが多いですね。中には最初にスープの香りを楽しむなんてマニアックな方もいますよ。
まずは、召し上がる方が一番美味しい食べ方があれば、それで良いと思ってます。
ーー“ラーメン”という好きを軸に全てのメンバーが楽しく仕事をしている力の源ホールディングスの働き方、favyに共通する点もたくさんありましたね!ありがとうございました!ラーメンもおつまみもお酒も最高でした!プライベートでもまた来ます!ごちそうさまでした。
ありがとうございました!
終わりに
小学校のときにハマったラーメンを追求し、一風堂のファンを増やすべく好きを仕事にしている関口さんのインタビュー、いかがでしたか?
favyは「食マーケティングの専門会社」なので、食に関することなら何でもやります。そのため自社製品で「コレ!」という看板メニューが無いため、「一風堂のラーメン」というスタッフ全員の熱意の核となるところが明確なのは、単純に羨ましいな〜と感じました。
次回も「好きを仕事に」する人をご紹介していきますので、お楽しみに!
・今回取材にご協力いただいたお店はこちら
favyでもラーメン愛好家、大募集中です!