こんにちは、favyの笹村です。
ストアパートナーDiv.で何でも屋のようなポジションで働いています。
その役割の中の一つが「各種ツールの選定」です。
先日はDocuSignを導入した経緯についてご紹介したのですが、
今回は当社で使用しているWeb会議ツールについて、使い分け方などを書いてみようと思います。
いきなり「使い分け」と答えを書いてしまいましたが、当社では複数のWeb会議ツールを使用しています。
それぞれ何を使っているか、なぜそれを選んだのかなどをご説明していきます。
社内MTGはzoomがメイン
私が入社した時点ですでに拠点が複数あり、週に1度の全社会議ではzoomを使って各拠点を繋いで使っていました。
現在、新型コロナウィルス拡大防止に向けた自治体からの要請に伴い、オフィス勤務のほぼ全員が在宅勤務になっていますが、元々zoomを使った配信の仕組みがあったので、在宅勤務のメンバーが増えても比較的スムーズに全社会議は運営されています。
また、日々のチーム内のMTGやちょっとした相談ごとなどもzoomを使うことが多いです。
社内のコミュニケーションツールとして「Workplace」を使っているのですが、画面を共有しなくてもいいような内容だったり、音声通話のみで済むような用事であれば、Workplaceのメッセンジャー機能(Workplace chat)についている通話機能を使うこともあります。
フィールドセールスのメンバーは外出していることも多いので、スマホで簡単に通話だけで済ませたい、というケースが結構あります。そんな時はこの機能が重宝しています。
ちなみに私は業務時間中は基本的にzoomで自分のパーソナルMTGに入りっぱなしにしています。そのURLをWorkplaceのプロフィール欄に貼っておいて、「何かあれば気軽にここに入って話しかけてね」状態にしています。
今の所まだそんなに話しかけられてはいないですが、もっとこの働き方が浸透すれば、zoomでの社内コミュニケーションもさらに活発になるのではないかと思います。
お客様(飲食店)との商談はmeet inがメイン
あまり聞き慣れないツールかもしれませんが、お客様との商談などは「meet in」というツールをメインで使っています。
favyは飲食店向けのデジタルプロモーション支援事業をメインでやっているので、当然商談相手は飲食店様です。
飲食店の方はパソコンなどのIT関係にあまり明るくない方が多いので、「あまり詳しくない方でも簡単に使っていただける」というのが、選定の最大のポイントでした。
それを細かく分解していくと、判断基準としては以下のポイントが挙げられます。
- アカウントの作成が不要
- ログインが不要
- デバイスを問わずアプリのインストールが不要
- 日本語で表記されている
ざっくり言うと、私が調べた中ではこの条件を全て満たしてくれるのは「meet in」だけでした。
有料のサービスではあるんですが、お客様の手間を取らせないようにすることだったり、画面への入り方の説明にかかるであろう工数を考えると、最終的にはROIは良いんじゃないかと考えています。
私の周辺にはSaaSベンダーの方など、IT業界で働いている方が多いのですが、彼らの話を聞いてみると「zoom」や「ベルフェイス」が人気のようです。商談相手がオフィスワーカーで、PC操作に対しての苦手意識などがさほどない場合であれば、やはりその2つは素晴らしいツールだと思います。
が、世の中にはデジタルがあまり得意ではない人がまだまだたくさんいます。そういった人たちを見放すことにならないよう、わかりやすいツールを選定して、少しずつでもデジタルに触れてもらうのも、我々が担う役割なのかな?とも考えています。
meet inのここがオススメ(&他との比較)
ここからは少し深堀りして、meet inで気に入ってる機能を少しご紹介したいと思います。
URLに入るだけで商談スタートできる(アプリやアカウントが不要)
上でも少し触れましたが、アカウントを持っている側がURLを作成し、そのURLに入っていただくだけで商談がスタートできます。
他のツールとの一番の違いはここじゃないかなと思います。
色々試してみましたが、多くのツールは商談相手もアカウントの作成が必要だったり、アプリのダウンロードが必要だったりします。しかも海外のサービスも多く、中にはオール英語のものもあります。
私自身はアカウント作成やアプリダウンロードは苦にならないのですが、そこが障壁になるケースもありますし、会社によっては社内のセキュリティ規定等でアカウント作成がNGになるケースもあると聞いています。
ベルフェイスの開始手順も簡単で好きなんですが、個人的には「URL送ってクリックしてもらうだけ」の方が、飲食店様向けには良いと感じてます。
文字起こしをしてくれる
会話の内容をかなりの精度でテキスト化してくれます。
複数人の場合でも、誰が発言した内容なのかまでを判別して文字起こしをしてくれるので、後で商談内容を振り返る際などに便利です。
他のツール同様に録画機能もあるのですが、個人的には文字起こしの方がビジネス面では色々と活用方法が多いんじゃないかと思います。
ちなみにzoomの録画機能は音声込みの動画だけじゃなくて、音声単体のファイルも生成してくれるので便利ですね。
名刺を渡せる
自分のプロフィールを表示させたり、そこから自分の名刺をダウンロードしてもらったりが可能です。
ベルフェイスの自己紹介機能の方が、画面の内容はリッチかなと思います。
他のサービスのいいところ
最終的に「飲食店様との商談」という用途ではmeet inを選択しましたが、比較検討した他のサービスもそれぞれ色々なメリットがあったので紹介します。
みなさんの用途に合わせて選んでいただくのがいいんじゃないかと思います。
zoom
今やWEB会議ツールの代名詞のようになっている「zoom」ですが、画面操作が直感的で動作も軽いのが良い点だと思います。また、有償アカウントであればYouTube Liveとの連携もできるため、「登壇者が皆リモート参加のウェビナー」なんかも構築しやすいですね。
私が呼んでいただいたウェビナーも「zoom+YouTube Live」という仕組みで配信していました。
whereby
画面も直感的でURLも固定なので、1対1とかで気軽に話すような場合は「whereby」が良さそうです。
全部英語なので最初はちょっと抵抗あるかもしれませんが、使い始めたらアイコン操作がベースになるのであまり不都合はないかもしれません。
Google Meet
無料のアカウントでも使えるようになったのは嬉しいですね。
「Google Meet」は、他のGoogle系サービスとの連携はもちろん抜群なので、G Suiteを使っている企業であればかなり重宝すると思います。個人的にはアップデート情報から目が離せないサービスNo.1です。
bellFace
この中で唯一「音声通話は別」というサービスですが、その分接続の安定性はピカイチだと思います。
「ベルフェイス」はオンライン商談に特化したサービスだけあって、ここ数年で他のビジネス向けSaasとの連携などがかなりのハイペースで進んでいます。
LINE
個人間のやり取りで使われる印象ですが、先日「画面共有」の機能がアップデートされました。
とは言えPC版LINEアプリを使っている人が少ない事を考えると、「商談で画面共有しながら説明する」という用途で使うのは、現時点ではあまり現実的なじゃないかもしれません。
ちなみに、遠方に住む母から「スマホの使い方教えて」と言われた時には便利そうです。
選択肢はある程度持ってたほうが良さそう
ということで、現在弊社が「商談用」としてメインで使用しているmeet inの紹介が多めの記事となりましたが、実際には色々な利用シーンに合わせて柔軟に変えていく必要があると思っています。
先方からツールの指定をされる事も増えてくるかもしれません。
「アカウント持ってるからzoomでやってほしい」「会社でGsuite使ってるからGoogle Meetが良い」といった要望も出るでしょうし、商談前にLINE交換出来ているようなケースであれば、LINEでもいいかもしれません。
世の中には数多くのWEB会議ツールがあり、おそらく今後も増えていくのではないかと思います。並行して、既存のツールもどんどん機能がアップデートされていくはずです。
WEB会議ツールに限った話ではないですが、常にアンテナを高くしておいて、色々なものをどんどん試してみて、自分たちにとってベストな選択ができるようにしていきたいと思います。