『天文館かごしま横丁』はコロナ禍で閉店した横丁をシェア型レストランとして復活させるプロジェクトの第一弾として、2021年12月にオープンしました。
入居しているレストランの一つ、『ジビエとスパイスばか』のオーナー馬場添さんへ横丁に挑戦した経緯や想いなどをお伺いしました。
＜プロフィール＞
馬場添佳（ばばぞえけい）
天文館かごしま横丁内『ジビエとスパイス ばか』オーナー。
1985年東京出まれ。2021年に家族全員で鹿児島県にIターン移住。移住と同時に鹿児島県産の農作物やジビエ肉を活用したフードビジネスを立ち上げ。飲食業未経験ながら、天文館かごしま横丁に『ジビエとスパイス ばか』をオープン。
ー『ジビエとスパイスばか』のオープンから約2ヶ月。地元産ジビエ料理のお店を作られた馬場添さんですが、お店オープンまで飲食業の経験がなかったというのは本当ですか？
元々はインターネット業界の人間なんです。
鹿児島在住ではなく、東京でネット通販やwebマーケティングの仕事をしていました。
『ジビエとスパイスばか』は鹿児島への移住を機に挑戦した飲食業です。
ー県外に住んで異業種で働いていた馬場添さんが、なぜ鹿児島で飲食店を？
妻の出身が鹿児島だったんです。妻は「Uターン」、私は「Iターン」ですね。
元々飲食店をやりたいという思いはありましたが、食の宝庫である鹿児島で始めるのが良いと思い、移住して挑戦することにしました。
そこで移住することが決まってすぐに動きまして。お店の物件探しや、一緒に働いてくれるスタッフの募集などを引越し前から始めていました（笑）
ーまだ鹿児島に来る前に、準備を始めていたんですか。
そうです。今のお店は「吉元（よしもと）」というスタッフが責任者をやってくれていますが、実は吉元の採用を決めたのも引越しする前でした。
物件も探し始め、人も決まり、となったものの、やはり飲食店の開業ってすごくお金がかかるんですよね。
軽く1,000万円以上はオープンまでに必要だったので、少しでも安くお店を作る方法がないかと考えていた時に、「天文館かごしま横丁」の復活と、入居者募集のニュースを見て、これだと思いました。
ー天文館かごしま横丁は初期費用20万円でお店を出す事が可能です。
物件の初期費用が圧倒的に安く、毎月の家賃も売上に連動するのでトライしてみる価値はあるかな、と思いました。
割り当てられたキッチンスペースも、大面積のレストランに比べたら狭いですが、仕込みから調理盛り付けまで、必要な作業はすべてこの中でできる設備が整っています。
特別な調理器が必要などの業態でなければ、スタートの初期費用を抑えられるのはありがたいです。
ーデータの情報を活かしてメニューに活かされているとお伺いしました。
はい、データを活かしながらメニューを変更した例もあります。
例えば、全部のデータを見た中でも、自店で出しているサングリアの注文数が多いということがわかったので、グラスワインを商品として実験的に導入してみました。
商品の数を見て、日々メニューの改善ができるのが数字をみて分析できるいいところですね。
データの読み方など、わからない方でも、favyさんに質問したら相談にのってくれますし、安心して挑戦できる環境だと思います。
ーありがとうございました！
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