サブスクをベースに生活に溶け込むコミュニティ作りを目指す。『ITAEWON BOWLS & WINE』

飲食店向けのマーケティング支援を行うfavyでは、簡単にサブスクリプション（定額制）サービスを導入できる飲食店向けのシステム「favyサブスク」を提供しております。

株式会社Fuogo様が運営する中目黒『ITAEWON BOWLS』、西麻布『ITAEWON BOWLS&WINE』の2店舗にて2021年2月より「favyサブスク」をご利用いただいております。

今回お話を伺ったのは、株式会社Fuogo 取締役の中野拳太様。

『ITAEWON BOWLS』両店では、『美味しいとヘルシーを追求しつつ、人々の生活の一部になる』というミッションを掲げ、従来の韓国料理のハイカロリーなイメージをくつがえし、低カロリーで身体に優しく、かつ見た目も組み合わせも斬新なお料理を提供。

『ITAEWON BOWLS&WINE』では、そんなお料理とナチュールワインのペアリングを提案されています。

コロナ禍と呼ばれた2020年後半から半年で2店舗オープンされた経緯や、サービスにサブスクを導入された経緯などをお話いただきました。

―中目黒のお店が2020年7月、西麻布店が2021年1月と、コロナ禍でのオープンとなりましたが、コロナ禍でお店をオープンされた経緯を教えてください。

元々お店を出そうという計画があった中で、2020年7月から中目黒でデリバリー中心のお店『ITAEWON BOWLS』をスタートし、2021年1月に西麻布に『ITAEWON BOWLS&WINE』をオープンしました。

デリバリーが強い地域である中目黒でお店を始めるという戦略を立て、2週間限定の半額キャンペーンを行ったところ、スタート当初から爆発的に売り上げが上がったため、西麻布の店舗オープンへ挑戦しました。

デリバリーの売上を立てることができたことによって、リスクを減らした状況で次のステップに進めました。そのことが、コロナ禍でも安心して新しい店舗をオープンできた要因になりましたね。

―飲食店の集客や顧客管理のためのツールはたくさんあると思うのですが、なぜサブスクを選ばれたのですか？

私たちは『美味しいとヘルシーを追求しつつ、人々の生活の一部になる』というミッションのもと、ファンコミュニティを作っていくという目標を掲げています。

ファンを作るという意味でも、顧客管理ができるサブスクツールに将来性を感じたので、目標に近づくための一歩として選びました。

正直な所、実際にお客様にどれくらい使っていただけるかというイメージはわかなかったのですが、導入当時「favyサブスク」では「2ヶ月無料キャンペーン」が開催されていたので、お試し感覚でサブスクを始めてみようということになりました。

―サブスク導入後はどんなことがわかりましたか？

予想以上に毎日来店してくださるお客様が多いということがわかりました。

また、スタッフとお客様の中でコミュニケーションも生まれるので、『お店のファン』を作っていくという意味でも導入してよかったなと思っています。

サブスク会員になることによって、お店選びのタイミングで自然と「あのお店に行こうかな」という気持ちになると思うんです。私たちのお店のことを考えてくださる時間が増えているということは嬉しいですね。

―サブスク会員様とどのようなコミュニケーションをとっているのですか？

会員様ごとの利用頻度が分かるので、実際に沢山ご利用いただいているお客様のリアルな声を聞くことで、よりよい商品を作ることができると思っています。

新しいメニューを開発している段階で、お店にいらっしゃる会員様に試作を提供して、フィードバックをいただくこともあります。このように密なコミュニケーションを取ることができるのも嬉しいですね。

また、ありがたいことに、サブスク会員がサブスク会員を呼んでくださることも多く、口コミの大切さを実感しています。

―キャラクターグッズも作られているのですね！

はい、将来のファンコミュニティのために作りました。
今回は、松本セイジさんのキャラクターを起用し、親しみやすさを演出しています。
Tシャツとパーカーはサラダをイメージして、色は緑にしました。
今後、このTシャツやパーカーを着て来店してくださる方が増えたら嬉しいです。

―実際の店舗を使って、どのようにファンのコミュニティを作っていく予定ですか？

私たちが作った食事を実際に召し上がっていただきながら、食事に込めた想いや今後の展望をお話できるイベントを計画しています。

店舗を構えられたからこそ、こういったファンと近いイベントができると思っているので、店舗を活用しながらも今後できることを増やしていきたいと思っています。

―サブスクを導入する際に悩まれたポイントはありましたか？

実際に提供する金額の設定に悩みました。
私たち自身は「1ヶ月の会員費はこの金額設定でいきたい」という希望があったのですが、
提供するサービスに対して金額設定が妥当かどうか判断するのが難しかったです。
他の飲食店様は、ほとんどの方がわからないと思うんですよね。

その場合、favyさんは、他社様の事例を含めながら寄り添って相談にのってもらえると思うので、一度相談をしていただくことをおすすめします。

―サブスクの導入を検討されている飲食店様向けに、一言お願いします！

正直、飲食店様がいきなりサブスクを始めることはハードルが高いと思うんです。

でも、ファンとなるお客様を増やしたい場合、実際に効果を感じられましたので、お店をオープンしてある程度日数が経ったときには、サブスクを集客や顧客管理ツールの中の選択肢の一つに入れていただけたらよいかなと思います。

ーありがとうございました！

取材にご協力いただいた『ITAEWON BOWLS』様、『ITAEWON BOWLS & WINE』様のHPはこちら