埼玉県さいたま市内の飲食店で使えるサブスクリプションサービス「たまパス」。月額500円で、参加店舗での様々な特典が受けられます。
また、集まった会費はさいたま市内の参加店舗に還元し応援できる仕組みとなっています。
今回は、「たまパス」参加店舗の北浦和『荒野のツルテンテン』店長の山口様に、参加のきっかけやその後の変化などを伺いました。
ー「たまパス」参加のきっかけを教えてください。
コロナ禍で時短営業になり、お店としてやれることが限られてきてしまっている中で、何かできることがないだろうかと考えていた時に「たまパス」を知りました。
よく酒問屋さんと地元の情報交換や相談をしているのですが、その会話の中からサービスのことを知り、ちょっとでも盛り上がるなら試してみようかな、と参加を決めました。
―月の利用回数が28回という結果が出ていますが、どのような方が利用してくださっていますか?
実は、利用してくださっているのは主に当店の常連さんなんです。カウンターや外に「たまパス」のPOPを貼っているので、それを見て「これは何?」と質問いただいたことからサービスをご案内しました。その場ですぐに会員になってくださり、来る度に利用してくださっています。
特典は「本日の1品サービス」なのですが、週替わりのおばんざいを提供しています。当店は1人でいらっしゃるお客様が多いのですが、1人だとあれもこれも頼めないですよね。だから、ちょこっとだけ頼めるようにと普段から用意しているメニューです。
メニューが毎回変わるので、よく来る方も飽きずに利用いただけるのではないかなと思います。これを呼び水にして、会話が弾んだり、次の1杯につながると良いなと思っています。
また、おばんざいの通常価格は330円なので、「たまパス」会員の方は月に2回もきたら元が取れてしまいますよね。実際に利用いただいている常連さんからも、確実にお得になるからこれからも継続して使いたい、という声をいただいています。
―「たまパス」を月に10回以上利用されている方もいらっしゃいますね。常連さんにこれだけリピートされている秘訣はなんでしょうか。
カウンターメインの小さなお店なので、普段からなるべくお客様に話しかけてコミニュケーションをとるようにしています。こんなご時世ですから、なかなか外に出る機会もなくてみなさん会話に飢えているというか「話をしたくて来る」ような方もいますね。
お仕事帰りに「職場と家の往復だけは嫌だ」とふらっと1杯に立ち寄る方もいます。そういう方が一息ついて、気持ちのワンクッションを置けるような場所になるように心掛けています。
以前からお客様の半分は知っている顔でしたが、コロナ禍においては特に常連さんがメインになりました。時短営業になってからもずっと支えられています。
―最後に、これから「たまパス」に参加する店舗様に一言お願いします。
こんな状況下で、1店舗だけで生き残っていくのは難しくなっているので、いろんなお店を巻き込んで、街ぐるみで頑張っていきたいですね。
今のお店は北浦和にありますが、以前は浦和にお店があったんですね。その時は店舗同士の横のつながりが強くて、お客様に「遅い時間ならあのお店が営業しているよ」「このお店おすすめだよ」と近所のお店を紹介し合うような文化がありました。こういう店舗同士のつながりを一から作るのは大変なので、「たまパス」の参加を通して「こんなお店もあるよ」「いろんなお店を回ったらお得だよ」とさいたま市内のお店がつながって、一緒に盛り上げていけたら良いなと思います。
―ありがとうございました!
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